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RCB造の外断熱工法とは

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    私達は最も環境に配慮した外断熱を心がけています。

     
    私達は石油系や繊維系の断熱材は使用しません。

     
    私達は「簡単・安全・廉価」な外断熱を普及させます。

     
               
               
  何故 非石油系外断熱にこだわるのか?  
RCB外断熱協会は我が国のRC造外断熱の普及促進のため、安全で、簡単且つ廉価な工法の開発に長年取り組んできました。複雑で特別な仕掛けがいらない簡単で安全な工法を求め、直接仕上げ(タイル貼り・モルタル塗り等)が可能な断熱材の選定からの始まりでした。

従来の断熱材(繊維系又は発泡プラスチック系)では、全くその要件を満たすものは無く、当時の殆どの建築専門技術者が気づくことのなかった無機系の不燃断熱材(炭酸カルシウム系発泡板)に着目し、その後の様々な試験・検証を経て「RCB外断熱工法」として完成に至ったものであります。発泡プラスチック系断熱材を使用した外断熱工法とは全く異なる独創的な考え方・特徴をよくご理解の上、ご採用いただきたいと思います。

     
               
               
               
  RCB外断熱工法は「特許工法」です  
本工法は特許工法です。特許発明の正式名称は「耐火外断熱外壁仕上げ工法」です。独立した発泡体で構成される可撓性(粘弾性)を有する不燃断熱材を使用する外断熱の為の外壁仕上施工技術の特許です。該不燃断熱材の表面に直接、外壁仕上げ材(タイルまたはモルタル)を貼り付け、もしくは塗布する外壁仕上げ工程を特徴とするもので施工に際しての工程を簡略化し、廉価で耐火性、耐候性かつ安全性の高い外壁を提供する耐火外断熱外壁仕上げ工法です。外断熱は意匠、構造、設備等の建築技術すべての関わるものであるが、本発明も外断熱建築の外壁仕上げ施工技術の一つとして我が国において定着し、今後の外断熱の普及に貢献できれば幸いと考えます。

【従来の技術】
建築の断熱には内断熱工法と外断熱工法があるが、特にコンクリート建築においては、内断熱より外断熱の方が室内の結露抑止効果による衛生面、建築躯体保護、長寿命化、省エネルギーの点で優れていることは周知であり、昨今では外断熱が主流になりつつあります。ところで都市計画法の防火地域での建築の外壁外側に使用する建材は、不燃性か耐火性があることが建築基準法で要求されています。従来、不燃性、耐火性のある断熱材にはガラス繊維系、ロックウール系、発泡ガラスがありますが、これらの断熱材にはタイル等の仕上げ材を支持するだけの接着力と支持力が無いため、直接仕上げとしてのタイル貼り、モルタル塗りは施工不能でした。そのため外壁躯体に貼られた断熱材の外側に更に金物やボルト等で支持された外壁仕上げ下地を構成し、仕上げが施されたのです。このような工法では安全性も問題な上に工事工程も煩雑になり、その結果建設費が嵩む事になりコンクリート建築での外断熱の普及を阻んできたといえます。

【本発明の技術と効果】
本発明は従来の耐火外断熱の普及を阻んできた問題点を解消するためになされたものであり、その目的とするところは可撓性を有する不燃断熱材に直接タイル等の仕上げを施すことで、仕上げの為の下地工程を簡略化し、工事期間の短縮、工事費の低廉化が計れる耐火外断熱仕上げ工法を提供することにあります。本発明では可撓性のある板状の該不燃断熱材をコンクリート型枠内の必要面に予め配置してコンクリートを打設し、コンクリートと一体化させることにより強固な外壁仕上げ基盤を構成し、該断熱材の表面に直接タイル用接着モルタルを介してタイル仕上げを施す。あるいはモルタル等を直塗りする。したがって外壁仕上げのための支持金物、支持ボルト、下地パネル等の部材や工事が不要となり、従来の工法に比べ廉価で安全で工期短縮になります。また、外壁仕上げ基盤形成では、コンクリートを硬化させた後に型枠を外すことにより、不燃断熱材とコンクリートが接着して一体化した外壁仕上げ基盤を形成するので、この工法によれば熱変化や経時変化、また振動等による躯体の変位にも強い強固な外壁が得られ、該不燃断熱材の粘り強い性質によって直貼りタイルやモルタル自体のひび割れを防止し、外壁仕上げ部材の剥離、脱落等を効果的に防止できます。

     
               
               
               
  RC造の外断熱に使われる断熱材の条件  
コンクリート造の外断熱に用いる断熱材に要求される条件とその理由:

A.独立発泡体(独立気泡率が高い)であること
  (理由) 雨水などの浸入があった場合、繊維状のものや発泡体であっても連続気泡(スポンジ状)のものは直ちに含水してしまい、断熱性能の低下、機能喪失を招いてしまう。

B.気泡膜のガス透過性が極少であること
  (理由) 発泡系の断熱材は、製造過程で高い断熱性を持った発泡ガス(炭酸ガスなど)を用いているので、断熱材内部のガスと空気との置換が少なく、初期性能を長期にわたり維持できる。

C.吸湿性、透湿性、含水性が極めて低いこと
  (理由) 水によって膨潤、劣化する断熱材は論外である。特に外断熱にモルタルなどの直仕上げをした場合、仕上げを透過してきた水分が断熱材表面の素材に吸湿され、極寒時、内部凍結が繰り返され接着面を破壊して剥離を招く原因となる。

D.素材、及び発泡に使用されるガスに環境への配慮がなされていること
  (理由) 廃棄処理や火災などで有害ガス(シアン化水素など)や有害物質(ダイオキシンなど)を発生させない素材である事は欠かせない。従来、発泡ガスには断熱性が高く、発泡が容易であるフロン系ガスや炭酸ガスが多く使用されてきた。これらは地球にとっての温室効果ガスとなり、地表温度の上昇、さらに異常気象を引き起こしている。特にフロンガスは(代替フロンも含む)生態系や環境に大きな影響を及ぼしているので、これらの環境負荷を伴わない発泡断熱材を賢く選択して使用したい。

E.コンクリート(モルタル)との接着性がよいこと
  (理由) 外断熱の場合、躯体コンクリートと断熱材の界面に極力空隙をつくらない為に、打ち込み工法をとりたい。空隙が存在しないということは、結露域内であっても結露が発生しないという事でもある。仕上げモルタルも断熱材の上に直接塗ることが多い為、接着性の良いにこしたことはない。

F.不燃材で熱変形温度は80℃以上のものがよい
  (理由) 真夏、屋上スラブの保護モルタルと断熱層の界面温度は80℃近くになるので80℃程度で変形や性能劣化が考えられるものは使用を避けたい。また、隣接建物の火災などでは温度が300℃を超える場合があるので、不燃対応のものを選択したい。なお、万が一の火災時の補修についても部分補修が可能というメリットもある。

     
               
               
               
  発泡系断熱材には石油系(有機)と非石油系(無機)がある  
同じ発泡系断熱材でもプラスティック系と炭酸カルシウム系とは次のとおり大きな相違があります。
     
         
               
               
               
 
断熱材に直接タイル貼り 指定断熱材:炭酸カルシウム系発泡板      
               
 
   
RCB外断熱協会では前述の「外断熱用断熱材の条件」を踏まえ、炭酸カルシウム系発泡板  《 商品名:「ロックセルボードSD」フジ化成工業叶サ造 》を唯一の指定断熱材としております。

■指定断熱材:
炭酸カルシウム発泡板の特徴

a. 国土交通大臣認定」の不燃材(NM-9426)
b. 完全独立気泡発泡材による高い透湿抵抗を
  持ち、経年劣化が殆どない。
c. 切断・加工が容易で、現場施工性が良い
d. コンクリート、モルタルとの接着性が高い
e. 適度な可撓性と形態維持性がある
f. 発泡ガスはノンフロン

     
               
               
               
  基本的な考え方1 : 弾性接着  
◆タイルは何故剥離しないのか?

コンクリート躯体と左官、タイル等の外装仕上げ材との間に可撓性(粘弾性)のある炭酸カルシウム発泡断熱材を介在させることにより、各界面に発生する応力を吸収し界面破壊の発生を抑止する為、剥離・落下の危険が少ない。

     
    タイル剥離の原因      
     
               
               
               
  基本的な考え方2 : 面接合 (躯体との接合)  
◆コンクリート躯体との安全な接合

炭酸カルシウム発泡断熱材はその由来が石灰岩であり、コンクリート、モルタルとの接着性にすぐれているため、外型枠に取り付けコンクリートを打設する事により強固に密着する。910*1820(3‘*6’板)という大きな「面」で接着していることにより、他の外断熱工法のようなアンカー等による「点」での接合に比べ安全性が格段に高い。

     
    点接合と面接合      
     
               
               
               
  基本的な考え方3 : 透湿抵抗(透ガス抵抗)  
◆ 水蒸気や有害ガスを透過させない

我が国では、北海道を除く殆どの地域が夏季の外気湿度が極めて高いという特徴をもっています。したがって冬季の結露だけでなく、夏季の逆結露対策(水蒸気が外部から室内へ向かう)も考慮しなければなりません。同時に、躯体の中性化の原因となる有害ガス、有害物質の浸入防止のためにも、透湿抵抗(透ガス抵抗)の高い断熱材を使用すべきであると考えます。

     
               
               
               
    2. RCB外断熱工法の特徴?  
a. 建築デザイン性(意匠性)の自由度がある(R面施工が可能)

b. 施工が単純、廉価で工期短縮

c. 複雑な仕掛けが不要で、安全性が高い

d. 透湿抵抗の高い断熱材を使用し、地域性(寒冷地、温暖地)を問わない

e. 在来工法の感覚で断熱材にタイル直貼り、モルタル直塗りが可能

     
               
               
               
    3. RCB外断熱工法のポイント  
前記1.の「基本的考え方」に基づき:

1 断熱材は不燃材で可撓(かとう)性の高いものを使用する

2 アンカーやビス留めで断熱材及び複合板等を固定しない

3 透湿抵抗(透ガス抵抗)の高い断熱材を使用する